サッカーアメリカ領サモア代表の戦いを記録した映画『ネクスト・ゴール』を観てきました
5月17日に公開された『ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦』をシネ・リーブル梅田で鑑賞してきました。
2001年に0対31という国際Aマッチ史上最多の得点差で敗れた不名誉な記録を持つサッカーアメリカ領サモア代表が、オランダ人の監督を迎え、2014年ワールドカップブラジル大会の予選に臨む姿を記録したドキュメンタリー映画です。
映画「ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦」予告編
選手は全員アマチュアで、昼間は高校で教師をしている選手もいれば、女性の心を持つ「第三の性」の選手もいて、魅力的な人ばかりが登場します。 中でも、0対31の記録的大敗を喫した試合でGKを務めていたニッキー選手は、その試合がトラウマとなり、今でもその試合を夢で見て汗びっしょりになって起きることもあるとか。一度引退を決意しますが、ワールドカップ予選を戦うにあたり代表に呼び戻されます。
また、新しく招聘されたトーマス・ロンゲン監督も癖のある魅力的な人物でした。アメリカのプロリーグMLSでの監督の経験もある方ですが、アメリカ領サモア代表監督の応募を見てすぐに決意したそうで、その理由は映画の中で明かされます。
映画の中でも監督が言っていたように、無報酬でサッカーをプレイする選手たちの姿、どんなにビハインドでも諦めない姿は本当に純粋で心打たれるものがあり、隣の席に人がいるにも関わらず泣いてしまいました。ロンゲン監督は、プロの選手を指導する時には「結果を出せば2000万円もらえるぞ」などと言ってやる気を起こさせていたようですが、純粋にプレイする選手たちに、監督も大きく影響を受けたと映画の終盤では語っています。
どういう結末を迎えるのかは、実際に起きたことなので、知ってる方は知ってるのだと思いますが、僕は何も知らずに見に行きました。ご存知でない方は、詳しく調べることはせず見ることをおすすめします。
サッカーに限らず、スポーツを愛する全ての人に見てほしい映画です。
なお、映画館での上映は全国で渋谷と梅田の2箇所だけですが、オンライン配信もあるようですので、詳しくは以下の公式サイトをご覧ください。上映は2週間限定で、5月30日までのようなので、気になる方はお早めに!
公式サイトはこちら。