「ふつうに良かった映画」7選
はてなブログの先々々週の「今週のお題」が「ふつうに良かった映画」だったようなので書いてみます(三週間遅れ)。
「ふつうに良かった」と言うと、ものすごくおすすめできる程でもないけれど悪かった訳でもない、進んでまた観る程でもないけれど誰かに観ようと言われたら観るくらいの微妙なラインに乗っているもののことかなと思うんですが、それを書いてみろと言われるとなかなか難しい気がします。良かった映画、良くなかった映画ならすぐに挙げられますが「ふつうに良かった」くらいだと思いつくものが全くありません。とは言え、考えながら思いついた順で書いてみます。
1. オーシャンズ11
ジョージ・クルーニーが演じるダニー・オーシャンを中心とした11人の犯罪集団がラスベガスのカジノの金庫破りに挑む話。見た当時はふつうに良かったを超えるレベルで面白いと思ってたんですが、後で振り返るとすごく良かったまでは行かないかなあという映画。続編のオーシャンズ12や13を観たせいかもしれません。キャストが豪華。
2. サイダーハウス・ルール
スパイダーマンを演じてたトビー・マグワイアを初めて知った作品。 孤児院で育った少年が外の世界に出て成長していく姿を描いたふつうにいい話。なんですが、詳しい内容はほとんど記憶に残っていないそんな映画です。
3. 俺たちに明日はない
1930年代にアメリカ中西部で強盗を繰り返した実在した二人組、ボニーとクライドの出会いから最期までを描いた映画。アメリカン・ニューシネマと呼ばれるジャンル(Wikipediaによると「1960年代後半 - 70年代にかけてアメリカで製作された、反体制的な人間(主に若者)の心情を綴った映画作品群を指す日本での名称」らしいです)の代表作。とても印象に残ってるんですが、どうしても好きな映画の一つであり同じジャンルに区分される「明日に向って撃て!」と比べてしまい、結果ふつうに良かった映画に分類される作品。
4. ダージリン急行
父の死をきっかけに離れ離れになった3兄弟が家族の絆を取り戻すためにインドを列車で旅する映画。トラブル続きで何事も予定通りに行かず、全体に漂うグダグダ感が心地良い。週末の夕方頃にビールでも飲みながら観るのに良いかもしれません。
5. モーターサイクル・ダイアリーズ
旅する映画と言えばこれ。チェ・ゲバラの旅行記「チェ・ゲバラ モーターサイクル南米旅行日記」を映画化したもの。医大生であるエルネスト(後のチェ・ゲバラ)と科学者のアルベルト・グラナードが一台のバイクに跨って南米大陸を横断します。淡々と進むので退屈に感じる方もいるかもしれませんが、チェ・ゲバラのことを知らなくてもロードムービーとして楽しめます。
6. しゃべれども しゃべれども
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ここから2つは邦画です。1つ目はこちら。口下手で無愛想な美人、勝ち気で転校したクラスに馴染めない少年、毒舌な元プロ野球選手の3人が、話上手になったり人を笑わせたりできるようになりたいと若手の落語家に弟子入りする話。落語家も含む4人が映画を通じて成長するのが見えるほのぼのした良い話。若手の落語家の生活を少し知ることができるのも良かったです。子役の子が上手かった。
7. 転々
最後はこちら。転々。借金を抱える大学8年生の主人公。アパートに借金取りが押しかけてきて、借金をチャラにする代わりに自分の東京散歩に付き合って欲しいと持ちかけられ、共に散歩をする話。これもロードムービーと言えばロードムービー。ゆるーいコメディタッチの映画で壮大なハリウッド映画等に疲れた時におすすめです。
以上です。こうやって考えて出してみると、ここに載せられるような程よく良かった作品を思い出した時は気持ちがよく結構おもしろい作業でした。いつかもっと真剣に考えた「ふつうに良かった映画」ランキングを作ってみたいような。気軽に観れる作品ばかりなので、何も考えずに映画を観たいときにはどれもおすすめです。まあ僕の中では「ふつうに良かった」くらいの評価ではあるんですが。