2015年読んで良かった本
毎年、週1冊で年50冊程度は読もうと目標を立てつつ達成できないまま終わり、ブクログに記録した冊数を数えたところ今年はどうやら半分の25冊。来年はもっと読みたいです。まずは積読をなくすところから。
福島第一原発の事故後に情報が錯綜する中で、事実を分析してツイッターで発信し続けた物理学者の早野さんとほぼ日の糸井さんの対談本。原発に関しては、テレビなりウェブなり新聞なりで様々な意見を目にしたけれど、一番しっくり来たのがこの本で主張されていること。とにかく、事実を知ろうとしましょうと。叫ぶ人は信用できない、ってのはその通りだなーと。何事においても。
重力とは何か アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る (幻冬舎新書)
- 作者: 大栗博司
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/05/29
- メディア: 新書
- 購入: 4人 クリック: 196回
- この商品を含むブログ (59件) を見る
重力とは何か、から始まり相対性理論から超弦理論まで、幅広くカバーされている本。とても分かりやすく解説されているんだろうけど、本が進むにつれて理解が追いつかず、超弦理論に至っては何となく分かった気もする程度。とは言え面白かった。有名なシュレディンガーの猫については分かった気がする。来年はこの辺りの宇宙分野の本をいくつか読みたい。
Jリーグの前チェアマンと現チェアマンの名前で出した、Jリーグの抱える問題点やこれからの目指す方向について書かれた本。2014年現在において、クラブ、スカパー、広告代理店各者が困窮していて正直お金がないと、だからポストシーズン制を導入するんだと赤裸々に語られている。これを読んで、これしか道はなかったのかもしれないと納得できた。
今さら感があるけれど読んだ。やはり本屋大賞取って話題になるだけあるなと。小説としてのおもしろさと言うよりは、辞書編纂という仕事内容を少し知ることができた点で読んで良かった本。国語辞典ではないけど、小学生の時、漢字辞典が好きで、初めから終わりまで何度も繰り返し読んでいたのを思い出した。
おすすめミステリーまとめとかでよく見かけた本。主人公が1日を9回繰り返す体質の持ち主で、祖父が誰かに殺され、どうにか殺人が起きないようにトライアンドエラーで繰り返す日々を進むなんて設定よくできているなと。来年はミステリももっと読みたい。