7番劇場

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配偶者の呼び方

 結婚して1ヶ月程経った。と言うことで、恋人が配偶者になり、家族や友人に対してこれまで「彼女」と言っていたのが、どうにもおかしくなってしまった。いや、まだ「彼女」と言うこともあるのだけれど、いつまで恋人気分なんだと思われているかもしれない。今のところ、夫婦になっても恋人でもあると言っても問題ないと思うので、気にする必要はないかもしれないが。

 一般的には「妻」と言うのが正しいのだろうけど、どうにもかしこまっていて照れくさい。会社に提出した書類には「妻」と書いたし、特に職場ではそう呼ぶべきなのだろうけど、友人に対して「妻」と言うのも違和感がある。

 関西に住んでいるため、周りでよく聞くのは「嫁」や「嫁さん」「嫁はん」。なので、合わせるべきかとも思ったが、自分は関西人ではないので、やはりそれはどうにもおかしい。喋る中で、イントネーションは標準語なのに、そこだけ関西弁をぶっこむのはどうなのか。似非関西人だと笑われる。標準語では一般的には息子の配偶者を指す言葉のようでもあるし。

 では「家内」はどうかとも思ったが、彼女は働いてるし家の内にいるわけではない。「奥さん」も同様で、奥にいるわけではない。まあ、これは自分の配偶者に使う言葉ではなく、他人に対して「○○さんの奥さん」と使うのが正しい用法のようでもある。

 その他に思い浮かぶのは「女房」や「かみさん」だがどちらも古い。若くても50代以上が使うイメージ。海外に習って「ワイフ」もありかもしれないと思ったが、これでは気取っているようにしか聞こえない。「マイハニー」は論外。

 となるとやはり無難に「妻」と言うしかないのだけれど、なるべく妻と言いたくないので、最初に妻と言い、残りは「彼女」と言うのが良いのだろうと思い始めた。ここで言う彼女は恋人を指すのではなく「she」の方。自分が彼女と言っている時は、恋人気分なのではなく代名詞として使っていることをご承知おきください。