7番劇場

京都、映画、音楽、サッカーなど

2014年に出会った良かったもの

今年も残すところあと1週間。買ってよかったもの、読んで良かった本、などのまとめ記事を多く目にしますが、どのジャンルに絞っても多く書けるものがないので、ジャンルを絞らず、今年出会った良かったものをまとめてみました。

 

 1. 本(小説): ロートレック荘事件 

ロートレック荘事件 (新潮文庫)

ロートレック荘事件 (新潮文庫)

 

今年は「倒錯のロンド」など、おすすめミステリーのまとめ記事などでよく出てくるもので未読のものをいくつか読んでみましたが、その中で一番良かったのが、筒井康隆さんの「ロートレック荘事件」。トリックは読みながら何となく感じていた違和感そのものだったので、分かった時には納得してすっきりしたものの騙された爽快感はあまり大きくありませんでしたが、初めて読んだ筒井康隆さんの古風な文体(本書の設定に合わせてあえて古めかしく書かれたのかもしれませんが)と本書の世界観が好きになり、一番印象に残った作品でした。舞台であるロートレック荘に飾られている絵画のうちいくつかが挿絵として出てくるのも良かったです。

 

 

2. 本(小説以外): 嫌われる勇気 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

職場で勧められて読んだ本。自分にとってもそうであったように、アドラー心理学というものが、多くの人にとって新鮮で視点を変えるきっかけになったことがヒットした要因かもしれません。最初は借りて読んだのですが、手元に置いておきたくなり、返した後に購入しました。一度読んだだけでは完全には理解できないですし、考え方が身につかないものだと思います。再読することに価値がある本で、これからも繰り返し読むことになると思います。

 

 

3. 映画: きっと、うまくいく 

きっと、うまくいく [Blu-ray]

きっと、うまくいく [Blu-ray]

 

初めて見たインド映画。インド映画には、「合間合間にダンスシーンがあってストーリーは二の次」と勝手なイメージを持っていましたが、プロットが秀逸で、3時間程ありましたが、全く飽きることなく最後まで楽しめました(とは言え、いきなり踊りだす場面も少しあります)。見終わった後は朗らかな気分になれる、笑いあり、涙ありの素晴らしい映画です。

  

4. テレビ番組: フレンズ 

1994〜2004まで放送されていたアメリカの人気コメディドラマ。全10シーズン。前から名前は知っていましたが、9月頃からHuluで見始め、今はシーズン4を見ているところ。Huluでは奇数月には奇数のシーズンが、偶数月には偶数のシーズンが配信されるので、続けて見ようと思うと、毎月1シーズン(24話≒9時間)見る必要があり、自分のペースで見られないのが少しつらいところですが、一話一話がとてもおもしろく、最後まで見るのが楽しみ。英語の勉強にも良さそうです。

 

 

5. iPhoneアプリ: NewsPicks

今年出会って最も使用したのがこのアプリ(Web版もあります)。経済ニュースの記事を中心に、フォローしたユーザーや、NewsPicks全体でピックされた(ユーザーがコメントをつけた)記事が表示され、自分もコメントをつけることができるもの。はてなブックマークと似ていますが、それぞれの人がある記事を読んでどのように感じたのかを一覧で見ることができます。著名な方もところどころいるのも魅力で、最近はオリジナルコンテンツにも力を入れているようです。ニュースキュレーションアプリは、有名なものは一通り試してみましたが、しばらくはこのアプリを愛用することになりそうです。

 

 

6. 食事: 「きのう何食べた?」のアクアパッツア 

よしながふみさんの漫画「きのう何食べた?」には一話一話に、料理を作るシーンが出てきて、そのレシピの説明も出てくるんですが、単行本の第9巻に出てきたアクアパッツアを家で作ったところ(作中ではキンキを使っているところを見つからなかったのと安く済ませたかったことから鯛のアラを使いましたが)、とても美味しく、今年食べたものの中で一番印象に残りました。アサリの砂抜きをするのが手間なので、時間の取れる時ではないとなかなか作れませんが、今後も定期的に作りたい一品となりました。 

きのう何食べた?(9) (モーニング KC)

きのう何食べた?(9) (モーニング KC)

 

 

  

7. 施設: サッカー専用スタジアム 

今年は、関西5スタジアム(西京極総合運動公園陸上競技場ヤンマースタジアム長居キンチョウスタジアム、万博記念競技場、ノエビアスタジアム神戸)+等々力陸上競技場に足を運び、これまでで一番サッカーを見た一年になりました。中でも、サッカー専用スタジアムであるキンチョウスタジアムノエビアスタジアム神戸では、座席がフィールドにとても近く、選手の声やボールを蹴る音も近くに聞こえ、臨場感あるサッカー観戦を体験することができました。

 

2015年秋にはガンバ大阪が使用するサッカー専用のスタジアムも建設される予定で、京都でも新スタジアム建設の構想が練られているので、今後より多くの場所でサッカーを近くに感じながら観戦ができると思うと楽しみです。

 

 

と、バラバラなことを書きましたが、来年はもう少し本を読んだり映画を見たりして、 良かった本や映画についてまとめられればと思います。2014年はいろいろ良いものに出会えたので、2015年もまた興味を惹くようなおもしろいものに出会うのを楽しみにしています。